2014年8月

東京都の第八次港湾改定計画は「過大な計画」と環境破壊

8月28日、東京都の第八次港湾改定計画(案)に基づき、東京都と江東区の「都区協議会」が開かれました。「港湾改定計画」は、10年に1回程度に改定され、今後の貿易量、コンテナ量などを予測し港湾ふ頭の強化や新設など計画を協議するものです。

私は、次のような質疑と意見を述べました。
 
①第八次港湾改定計画は、経済見通しを輸入、輸出とも右肩上がりで伸びて、大型貨物船の大水深バースの増設や建設、パース背後の土地利用の拡大強化など大型公共工事となっている。しかし消費税増税など国内消費が落ち込み、今後も国内消費は可処分所得の減少など、回復する見通しが暗い。輸出も生産拠点の海外移転で、「増える見込みがない」と専門家からも指摘されている。経済の右肩上がりを前提にした「改定計画」は過大な計画と言わざるを得ない。

②「国際競争力の強化」を謳い、東京港をはじめ横浜港、川崎港の三港連携で物流機能の強化をめざし、「西日本や東海地方の国内諸港からの貨物集約を強化する」としているが、都心への一極集中をいっそう加速させるものとなっている。過度の集中は、輸送車両の増加や道路網の建設、環境問題など様々な問題が発生する。均衡ある国土の発展と国民生活向上に寄与する内容に見直すべき。

③第八次港湾改定計画に要する費用はいくらになるのか。財政計画が示されていない。多額な税金を投入することになる。都民に財政計画を示して意見を聞くべきだ。

④この計画が実施されると交通量が激増することは必至。今でもコンテナ運送車両の渋滞や台切りシャッシーの道路上の放置は無法状態で危険となっている。特にフェリーふ頭の埋立地10号その2の西側道路は最悪。道路に白線を引き台切りシャッシー置場にしているが、違法駐車と重なって一車線の対面通行となっている。重大事故が起きる前に対策を立てるべきだ。

⑤若洲の木材埠頭の護岸を29haを沖に埋立て、2バースのコンテナふ頭と1バースの木材埠頭を建設する計画になっているが、若洲は海浜公園でキャンプ場、海釣り場、サイクリングコースやゴルフ場などある。この埋立でコンテナ量が激増すればトラックの輸送の激増など環境は激変する。埋立でなく現在の施設を改良するなど、最小限にとどめるべき。

⑥夢の島野球場は、オリンピックの馬術場になるため、軟式野球8面、少年野球場4面がなくなる。また荒川の河口の砂町運河に架かる都道補助144号線の建設で江東区と千代田区の少年野球場もなくなる。代替地を求めているが、いまだにハッキリしない。早急に代替地を明らかにすべき。
以上の点について都にただしました。しかし都は、どの問題でも納得行く答弁はせず、共産党区議団は第八次港湾改定計画に反対しました。江東区議会としては、若洲の木材埠頭の「15号地の埋立を除き大枠了承」とまとめました。共産党は、このまとめに反対しました。


Page: 1
TOPPAGE  TOP 
RSS2.0