映画『マルクス・エンゲルス』

(2018.06.04)

今年は『資本論』の著者カール・マルクスの生誕200年です。

岩波ホールで上映されているカール・マルクス生誕200年記念作品の映画『マルクス・エンゲルス」を観に行きました。(岩波ホールでは6月15日まで、その後全国で順次上映)

1840年代のヨーロッパでは、産業革命が生んだ社会のひずみが格差をもたらし、貧困が広がり、人々は人間の尊厳を奪われ、不当な労働を強いられていました。

映画では、当時まだ20代だったマルクスとエンゲルスが、資本家による搾取と不平等、不公正な社会に憤り、そして現実社会を変えていく事を決意し、その理論的指針となる『共産党宣言』を執筆するまでの姿が描かれています。

私は、大学で西洋史を専攻し、卒業論文では『イギリスにおける女性労働の歴史について』をテーマに取りあげましたが、当時の労働者の置かれている実態を克明に調査した
エンゲルスの『イギリスにおける労働者階級の状態』も参考にしました。

当時は、児童労働は当たり前。わずかな賃金で、女性も子どもも長時間働かされる。資本家は利益のためならなんでもする。労働者の権利など認められておらず、命すら顧みない。そんな時代でした。

現代では、日本では児童労働は認められていませんし、労働時間の規制や残業代も支払われるようになっていますが、今だに「長時間・過密労働」「過労死・過労自殺」が蔓延しています。労働者の賃金は低く抑えられる一方、大企業の内部留保は400兆円を超え、過去最高。

こんな状態なのに、安倍政権は、さらに長時間・過密労働、働かせ放題の高度プロフェッショナル制度や過労死ラインを容認する残業時間の設定など「働かせ改悪」を強行しようとしています。

無権利状態だった労働者が、労働時間の規制や休暇などの労働者の権利を勝ち取ってきたのは、労働者自身です。

物語終盤、マルクスとエンゲルスは「正義者同盟」(パリで結成されたドイツ人亡命者による秘密結社)の大会に参加し、「人類みな兄弟」をうたい、友愛や情に訴えれば、資本家が労働者の暮らしのことを考えてくれるかのようなことを主張する参加者に対し「万国のプロレタリアよ、団結せよ」と訴えたシーンが印象的でした。

大企業の利益最優先で、労働法制の改悪を強行しようとしている安倍政権に、「No!」の声を突きつけましょう!

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